焦らなくていい、人は今も昔も変わらない

2016月10年04日
激動の世界…
確かに、世の中の変化は激しい。
でも、人としての根源は、今も昔も変わらないと思う。
誰もが、心動く仕事、心動かす仕事をしたいと思い、
人に支えられながら、活き活きと生きていくこと。
これは、今も昔も変わらないと思う。
激動の世界…
未来に乗り遅れるなと焦る。
でも未来は誰もがコントロールできない。
自分ではどうしようもできないことに焦ることはないのでは。
人生焦らなくていいですよ。
まずは、自分を大切にしてください。
人生のゴールは、ちゃんと帳尻が合って大差なく迎えます。
私の叔母の話です。
「人生大差ないけん。高校入るのに四苦八苦。やっと入れた工業高校。進級も大変、出るのも必死。なんも勉強せんのじゃけん。その息子が、今は世界中で仕事をしとる。ソ連で来てくれー、フランスで来てくれー、アメリカも韓国も中国も来てくれーゆうて。日本語もまともにしゃべれんのが、どこに行っても、そこの言葉でしゃべっとるらしい。一流大学じゃろうが、高卒じゃろうが大差ない。死ぬときゃ大差ないんじゃけん。なんも心配せんでええわいね。ゆっくりやりんさい」
私の従兄の話です。精工所に入って金型工になり、その技術が海外で求められると彼が行くそうです。一回行くと「また彼に来てほしい」とリクエストされ、今では世界中で呼ばれるそうです。「わしがしゃべるのは、どこに行っても広島弁よー。広島弁で教えたるんよ。言うこときかんやつには、ばかたれー!ちゃんと聞けーや!ゆうて怒っちゃるんよ」
マレーシア支店長を5年間、ここでは英語と中国語と現地語を話していました。韓国語もタガログ語もポルトガル語も…
国民性、民族性の理解…なんて生易しい言い方ではなく、
これらを体で覚えており、まさにグローバルで活躍する術を体で知っている「男」です。
「死ぬときゃ一緒よ。なんとかなるわい。どこに行ってものー、一緒。仕事も人ものー。なんとかなるもんよ」
深い…さりげなく言っていますが。
高山直

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